金融エンジニアがAIと仲良くやっていく方法
■ 今、AIは敵か味方か?
ChatGPTってホントにすごいの?
最近、「AIがプログラムを書いてくれる時代がきた!」という話を聞くこと、増えていませんか?
特に注目されているのが、ChatGPTをはじめとする“生成AI”の存在です。
欧米では、すでにAIを開発現場に取り入れて、作業の自動化や効率化が進んでいます。
「じゃあ、日本の金融系エンジニアの仕事はどうなるの?」と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。
日本の現場はちょっと事情が違うんです
確かに、AIの導入が世界中で注目されています。でも、日本の金融系システム開発にはちょっと特殊な背景があります。
たとえば――
- ミスが許されない環境:ちょっとしたバグが大きな影響を及ぼすため、安定性や再現性がとても重視されます。
- 古いシステムとの共存:レガシーシステムが多く、最新の技術だけではうまくいかないことも。
- 日本語の壁:AIの多くは英語ベースなので、日本語の正確な処理が苦手な場合もあるんです。
つまり、「使いこなすまでには時間がかかるかもね」というのが、今の日本の現場のリアルです。
どんなSEがこれから求められるの?
AIが登場しても、「SEが不要になる」わけでは決してありません。
むしろ、AIを味方につけて「賢く働くSE」がこれからもっと求められていきます。
たとえば──
- 設計・要件定義などの“上流工程”を考えられる人
- AIと対話しながら、うまく使いこなせる人(プロンプト設計など)
- お客さんやチームに説明・調整できるコミュニケーション力
これらは、今後ますます“人間にしかできない強み”として重視されるようになります。
【まとめ】 AIと「戦う」より「うまく付き合う」
■ コードを書くSEから、AIと協働するSEへ
AIはたしかにすごいツールです。でも、「奪われる」と思うか、「一緒に使いこなす」と考えるかで、未来の姿は大きく変わります。
焦らなくても大丈夫。
でも、今のうちに知っておくだけで、数年後の自分がラクになるかもしれません。
AIと仲良くなる――それが、**これからの金融エンジニアの新しい“スキル”**なのかもしれませんね。